レアジョブ 代表取締役 最高執行責任者(COO)中村 岳 様 インタビュー | フィリピン進出企業インタビューならヤッパン号


日本人がフィリピン進出で成功するには

株式会社レアジョブ 代表取締役 最高執行責任者(COO) 加藤 智久,中村 岳

日本人がフィリピン進出で成功するには

数あるオンライン英会話の中でトップクラスの規模を誇るレアジョブ。レアジョブが掲げているビジョンは「日本人1000万人を英語が話せるようにする」こと。今やフィリピンで成功している日本企業として広く知られるようになった同社。今回は同社COOの中村氏に、フィリピンビジネスのアドバイスや起業の経緯などを聞いた。(取材内容は2013年8月時点のもの)

【フィリピンで日系企業がビジネスをするうえで気をつけるべきこと】 ―フィリピンで日系企業がビジネスするうえで気をつけることはなんですか?
 まず自社のマネジメントスタイルを決めることです。マネジメントスタイルとしては大きく2つあると思います。1つは日本人がフィリピンに常駐して、細かくフィリピン人の方達をマネジメントするやり方。もう1つは、弊社の場合がそうなんですが、完全に現地のフィリピン人スタッフに任せるというやり方です。実は弊社は常駐している日本人スタッフがいないんです。
―そうなんですか!それは驚きですね。 私自身も月に1週間弱くらいしかフィリピンにはいませんし、代表の加藤も月の半分くらいしかいない。あとは管理部門の日本人スタッフがたまに来るくらいです。 ですので、フィリピンオフィスはほぼ完全にフィリピン人の方達に任せ切っている状態です。私たちはそちらの方が良いと判断しました。完全に現地のフィリピン人の方に任せて、彼らに主体的に考えてもらった方が良いと判断しました。私たちはフィリピン人スタッフを、雇用する側、される側というよりも完全に対等な関係だと考えているんです。
【フィリピンの現地マネジメントについて】 ―フィリピンのマネジメントは日本のマネジメントとどんな違いがありますか?  たとえば人前で叱らないこと。フィリピン人はプライドが高い方も多いので、人前で叱ったりするのはダメです。 また家族を非常に大切にする国民でもあります。人と人とのつながりを重視するんです。弊社でも社員旅行や社員の誕生日、そしてクリスマスパーティーにはとても力を入れています。イベント事はとても大事なんです。
―フィリピンで日本企業がビジネスするうえで、逆に失敗するパターンついて教えてください。 やはり日本のやり方をそのまま押し付けるとうまくいかないと思います。またフィリピンでは予想外のことも起こるので、リスクは常にいろんなところに潜んでいます。たとえば店舗のオープンも、ほとんどが予定通りにいかないと聞きます。また日本では有り得ない話ですが、自分のお店が知らぬ間に勝手に売りに出されていたなんてことも聞いたことがありますね。
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