QUICK VIETNAM General Director 古屋 竹雄様 インタビュー | ベトナム進出企業インタビューならヤッパン号


日本人がベトナム進出で成功するには

QUICK VIETNAM CO.,LTD. General Director 古屋 竹雄

日本人がベトナム進出で成功するには

昨今、ベトナムに進出する日本企業がさらに増えている。しかしベトナムで人材ビジネスを展開する古屋氏は「ベトナムの内需をターゲットにする場合、成功するためには地道で継続的な事業展開が必要。一朝一夕には難しい」と語る。同氏にベトナムビジネスの実情について聞いてみた。(取材内容は2014年3月時点のもの)

【ベトナム人のマネジメントについて】
―なるほど。ベトナムの内需を取りに行こうとする場合、そんなに簡単ではないのですね。マネジメントについてお聞きします。ベトナムのマネジメントで特徴的な点はありますか?

 まずベトナム人は家族主義的です。家族を非常に大事にする。会社命令の転勤などでも家族が反対すれば、転勤を断り退職することさえあります。また短期的に物事を考えがちなのと、現実主義的な面がありますね。

 しかし、きちんと対話しながら目標設定してマネジメントすれば日本と比べてそんなに変わらないと思います。最後は日本と同じで、マネジメントする側の人間力が問われます。日本人の上司でもいい加減な仕事をすれば、彼らはちゃんと見ているので、そんな上司の元では良いパフォーマンスは出ません。

 ですので、日本できちんとマネジメントで結果を出している人なら、ベトナムに来ても地道に試行錯誤を重ねていけば上手くいくと思います。

―ベトナムでは外資規制は厳しいですか?

 やはり社会主義国なので情報メディアなどについては規制が厳しいと聞いています。新聞やテレビは国営ですし、教育分野や出版分野も規制が厳しいと聞いています。また人材派遣業も100%外資では、すぐには認可されにくいです。
 しかし、ベトナムの現地パートナーを探して、うまくパートナーシップを組めれば、そういう規制業種でも上手く事業展開することは可能です。

―ベトナムの人件費についてはどうですか?

 もはやベトナム=人件費が安いという考えは間違えています。もちろん単純労働をするブルーカラーの人件費は依然として安いですが、ホワイトカラーの人件費は他のアジア諸国と比べても安くはありません。場合によれば、日本人のベトナム現地採用よりも高い場合もあります。

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