CNE1 日本代表 井坂 浩章 様 インタビュー | フィリピン進出企業インタビューならヤッパン号


日本人がフィリピン進出で成功するには

CNE1(Carthel Native English 1 on 1 International Language School) 日本代表 井坂浩章

日本人がフィリピン進出で成功するには

徹底した生徒視点に立ち、クチコミだけで生徒を集客している語学学校がフィリピンのターラック州にある。学校の名前はCNE1。創業者の井坂氏は、自身でも数多くの語学学校に留学し、そこで感じた疑問を解決するべくCNE1を設立した。今回は井坂氏にフィリピンでの起業体験やフィリピンビジネスの実情について聞いてみた。(取材内容は2013年7月時点のもの)

【なぜフィリピンに進出したのか】
―まず御社の事業内容を教えてください。

 フィリピンでマンツーマン格安英語学校を経営しています。特徴はいくつかあるのですが、主な特徴を挙げるとすれば、
①自社で校舎を所有していて、講師の8割が校舎内に住んでいる。
②留学エージェントを通さず、フェイスブックやツイッターなどのソーシャルメディアを駆使してクチコミで生徒を集めている。
③マンツーマンレッスンの利点を最大限活かし、生徒それぞれのレベルに合ったカリキュラムを提供している。特にスピーキングの向上に力を入れている。
などでしょうか。

 また、私たちの基本スタンスとしてあるのが、“常に生徒さんの視点に立つ”ということ。学校側からの一方通行ではなく、あくまで生徒さん一人一人の視点に立って学校運営をしています。創業以来ずっと生徒さんの意見を聞き、改善を積み重ねてきたんです。

―なぜフィリピンに進出することに決めたんですか?

 創業前、私はアジアでマンツーマン格安英語学校をつくるために、アジア18ヶ国を1年かけて市場調査したんです。その結果、最終的に決めたのがフィリピンでした。フィリピンを選んだ決め手は、まずフィリピン人の国民性。みんなフレンドリーでホスピタリティにあふれています。サービス産業に大変向いている国民性なんです。英語を教えるのもサービス業だと私は考えているので、フィリピン人のこの国民性は講師に最適だと思いました。そしてフィリピン人の英語はとても綺麗です。

 また日本からも近く、渡航費も安い。関空から3時間半でジェットスターなどの格安航空会社も就航しています。現地の物価もすごく安いのも魅力的でしたね。

―フィリピンで日本人がビジネスをするのは無謀だという話も聞きます。それについてどう思われますか?

 たしかにいろんなリスクはあると思います。しかし、私は運よくガーリーという素晴らしいフィリピン人パートナーと出会えたので、起業後はとても順調です。

【フィリピンでのビジネスパートナーの見つけ方】
―どのようにしてフィリピンでビジネスパートナーを見つけたのですか?

 私の場合は想いが通じたというか、本当に運が良かったのだと思います。フィリピンで市場調査をしていた時、その傍ら英語学校にも通っていました。卒業間近のある日、まさに私が日本に帰国する直前に、一人の韓国人が入学してきたんです。ほかの日本人は誰も彼に話しかけなかったので、私は少しかわいそうだなと思い、彼に話しかけてみることにしました。

 彼と話しているうちに、彼が「そもそも井坂さんは何の目的でフィリピンにいるんですか?」と聞いてきたので、私は英語学校設立の構想を語りました。そうしたら彼の眼の色が一気に変わって、「私も同じことを考えていたんだ!一緒にやらないか!」と。これには驚きましたね。

 そして私が「フィリピン人のパートナーを探しているんだけど、なかなか出会えない」と言うと、彼が「いま井坂さんは時間ありますか?いいフィリピン人のパートナーがいるので一度電話してみますね。彼に時間があるなら、ぜひ3人で会おう」と。そうして紹介してもらったのがフィリピン人のガーリーだったんです。ガーリーは私たちに会うためにわざわざマニラまで車で3時間くらいかけて来てくれた。その後、3人で意気投合して、CNE1の設立へとつながりました。

―すごいですね。まさに井坂さんの想いが通じた瞬間ですね。

 ガーリーと出会ってからは、とても順調でしたね。ガーリーはフィリピンでも有名な一族で、両親も総合学校や総合病院を経営している有力者です。ちなみにガーリーの叔父さんはフィリピンで大統領をしていた人物です。ですから役所の手続きなどの煩雑な過程も、私の場合は非常にスムーズに進みました。

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