韓国経済の現状はどのような状況ですか? | 韓国に関する Q&A / コラム | 韓国の市場調査ならヤッパン号


韓国に関するQ&A

韓国経済の現状はどのような状況ですか?

韓国経済の現状をマクロ的に捉えると下記のような状況になるかと思います。

1. マクロ経済指標関連
・韓国の実質GDP成長率は2017年は3.2%、2018年は2.9%、2019年は2.0%とやや成長鈍化の傾向が見られます。さらに、新型コロナウィルスの影響を受けて、2020年第1四半期はマイナス1.4%、第2四半期はマイナス3.3%となり、22年ぶりのマイナス成長の見通しです。
・米中貿易戦争の長期化によるグローバル経済の鈍化、最大輸出相手国である中国の景気鈍化、半導体市況の回復の遅れ、少子化問題による消費者心理の悪化、雇用不安等の理由から、国際通貨基金や韓国銀行などの韓国経済の経済指標の見通しは低下しています。
・名目GDP総額は2018年は1兆7251憶ドル、2019年は1兆6463憶ドルと前年度より減少、2020年も減少の見込みです。
・2012年以降ウォン高が進んでおり、株価は2017年に2,500を突破したのを境に2018年に入って下落傾向です。
・外貨準備高は2018年12月末基準で4,036億ドル(世界8位)でしたが、2020年7月末基準で4165憶ドル(世界9位)と過去最高を更新しました。

2. 貿易関連
・2018年の貿易収支は699億の黒字で、2012年2月以降継続して黒字で推移してきましたが、2019年の輸出は半導体などの不振で前年比10%減となり、2020年は新型コロナウィルスの影響で輸出入ともに減少傾向にあります。
・中国は輸出先、輸入先としてともに第1位であり貿易収支でも最大の黒字国であるのに比べて、日本は輸出先として第5位、輸入先として第3位で貿易収支が最大の赤字国であるのが実態です。最大の輸出国である中国向けについては、2020年に入り一旦落ち込みましたが、韓国の主力産業の半導体に関する輸出が改善しており、回復しつつあります。
・韓国主要産業からも分かる通り、韓国は非常に高い対外依存度(貿易依存度)が高い経済構造となっており、経済は輸出の好不調に影響されやすいです。よって、新型コロナウィルスの影響で輸出が落ち込み、国内から外国人の投資が流出し、ウォン安が急速に進行した今、韓国経済は地獄に落ちるとまで言われるまでの厳しい通貨危機に陥っているという見方が強い状況です。

3. 投資
・2019年の対外直接投資は、5年連続で過去最高となっていましたが、2020年上半期は8年ぶりの低水準となっています。

4. 経済政策
・2017年5月に文在寅大統領が当選し新政権が発足。就任後、最低賃金引上げ等の所得主導の経済成長や対北朝鮮融和政策を打ち出していますが、2018年頃から融和効果が剥落し、景気も減速していることから、支持率が低下している状況です。
・良質な雇用創設と所得格差是正を掲げ、所得主導成長政策、労働時間短縮などを掲げています。
・2020年は新型コロナウィルス危機で景気回復は遅れ、内需・消費関連の経済活動は減退。3月以降、基幹産業などへの資金繰り支援や、金融市場への資金供給、国民への支援金給付、雇用安定パッケージ政策などを実行。さらに、第4次補正予算にて、約66憶ドル相当の財政支出を行い、小規模企業の支援を行うと発表。(2020年9月)
・「韓国版ニューデール」と称する環境やデジタル分野への重点投資を織り込んだ中長期的な施策も打ち出しています。

上記の様に、貿易依存度が高く、また経済に占める財閥企業(サムスン電子、現代、SK、LG)の存在感が突出しているのが特徴の韓国経済。その構造的な課題については、早い段階から指摘されてきていましたが、2020年はその影響が如実に表れている状況といえます。一方で、これらマクロ指標とは別に各産業においては、それぞれ別のトレンドなどがあるかと思われますので、業界別の経済状況等については、お気軽に当社までお問い合わせ下さいますと幸いでございます。

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