テクノロジーとは?
テクノロジーは今も昔も変わらず私たちの生活の中でなくてはならないものとなっております。
では皆さんはテクノロジーをどのように理解していますか?人口知能(AI)やポケモンGOで知られるようになった拡張現実(AR)などの最近良く耳にするが、曖昧で理解し難いデジタルな物のイメージを持っているかもしれません。
テクノロジーとは一般的に知識/経験を基にした実用的手法の一つです。太古の人達が重い物を運ぶために車輪を使いだしたように、物々交換ではなく貨幣を発明して価値の保存を確立したように、人間の行動範囲又は活動可能内容を超えて有益な結果や状況の創造を手助けする私たちの直ぐ近くにある身近な物がテクノロジーです。
現代においてテクノロジーはアナログの世界だけの技術から、インターネット革命後にはデジタルの世界において活用されています。ここではデジタル世界におけるテクロノジーである情報(データ)の格納・移行・操作・解析・検索・判断・予想等のインフォメーションテクノロジー(IT)について説明します。
インフォメーションテクノロジー(IT)と企業
現在の企業を取り巻く世界で急激な変化が起こっていることは皆さんもご存知だと思います。
グローバル社会/世界人口分布の変異、中国・インドといった新興国の台頭、消費者のサービスに対する趣向の変化に加え、デジタル技術であるITを活用したシェアドエコノミーやクラウドコンピューティング等の新ビジネスモデルの創出など、数え切れない要因の基にこのような変化が起こっております。 これらのビジネス環境の変化により、日本を代表する企業であるトヨタから日本の経済を支える中小企業までが、既存のビジネスの在り方に対応が求められています。そしてこの新しい時代に対する経営戦略において、情報つまりITを活用する重要性は企業競争力強化・生き残りのために日ごとに高まっています。
しかしただ単にITを活用するだけでは現代のアジャイルな変化には対応できません。今までのテクノロジーは生産性のみを追求してきましたが、現代を台頭するテクノロジー(i.e. AIやオートメーション、量子コンピュータ)は現代のインフラ及び概念に対して破壊的な創造(i.e. Industries 4.0など)をもたらすことが予想されています。
企業は経営層だけではなく、現場を含めた企業全体で、IT資産に対する重要性を再認識及び戦略を再定義/分析し、この時代を“生き残るために“あるべき姿へ変革(Transformation)しなくてはいけません。
本記事の執筆者
太陽グラントソントン
鈴木衆也(すずきともや)
日系大手製造業、米系コンサルティングを経て2017年に太陽グラントソントン・アドバイザーズ株式会社に入社。現在は、業務改善コンサルティングに従事している。
Email: tomoya.suzuki@jp.gt.com