ジャパン・ファームプロダクツ CEO 阿古 哲史様 インタビュー | カンボジア進出企業インタビューならヤッパン号


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日本人がカンボジア進出で成功するには

株式会社ジャパン・ファームプロダクツ CEO 阿古 哲史

日本人がカンボジア進出で成功するには

「食の安全・安心を届けたい」、そんな想いを持ってカンボジアで事業展開する阿古氏。カンボジアで日本品質の野菜をつくり、バリューチェーンをゼロから構築。農業国カンボジアにおいて、阿古氏のような農業分野のプロフェッショナルは必要不可欠な存在だ。今回は阿古氏にカンボジアでのビジネスの状況や今後の事業展開などについて聞いてみた。(取材内容は2014年3月時点のもの)

【日本品質の野菜を現地で栽培】
―まず御社の事業内容を教えてください。

 大きく3つあります。1つ目は日本の高級フルーツと食品の輸入販売事業。日本から農作物、主に果物を輸入して、カンボジアの高級スーパーやギフトショップに販売しています。日本でのB品、C品を東南アジアで販売することは他社でもやっていますが、弊社では日本でも贈答用として扱われている高級果物をカンボジアで販売しています。もちろんトラフィックコストや関税もあり、カンボジアで販売するころには非常に値段が高くなってしまい、大量に販売できるものではありません。では、なぜ弊社がこの事業をやっているかというと、まずは弊社の取り組みとブランドをカンボジアにおいて認知してもらおうという戦略です。よい消費者と良い売り場を開拓するのが目的なんです。

 2つ目は自社生産事業です。プノンペン空港から車で20分ほど行ったところに2ヘクタール程の自社農園を持っています。ここで試験栽培と自社生産を行っています。しかし、この事業を開始した当初、カンボジアはまだ生鮮品の流通が整っておらず、バリューチェーンの仕組みがありませんでした。そのため、良い作物をつくっても頼れるローカルの流通業者がいませんでした。だから、自社で配送センターを自前でつくり、プノンペンのスーパーやレストランに卸しています。このようにして弊社は川上から川下までのバリューチェーンを構築しました。

 3つ目は、これから弊社のメイン事業となる予定なのですが、カンボジア農家で日本の安全管理や基準の下で栽培する野菜のプロデュース事業です。良い野菜をつくれるカンボジアの農家さんと提携して、弊社の資材・ノウハウを提供します。最終的に栽培したものを弊社がチェックして、市場価格の1.2~1.3倍で買い取ってあげて、市場に流通させます。

【日本の農家は世界で戦える】
―阿古さんの起業の経緯を教えてください。

 私の実家が奈良で農薬・農業資材店を営んでいて、子供の頃から農家さんとの付き合いがありました。ちなみにこの業界に入る前は新卒で入社した人材会社で働いていました。

 社会人になって働きながら農業について色々と調べたところ、世界全体で農業生産額をいまの180%にしないと、世界的な食糧危機が起こることを知りました。また世界的に富裕層が増えるにしたがって、食のクオリティが求められ、日本の農家にとってはチャンスが広がっているとも感じました。

 しかし、昨今の日本の農家は疲弊しているのが現状です。良いものをつくっても高い値段で売れるルートがありません。一方で海外に目を向けたとき、高値で買いたい海外のお客様がたくさんいる事実もありました。そこで私に何かできることはないかと考え、いまのビジネスに至ったわけです。

 また私はもともと国際問題の解決に興味があり、今のビジネスが新興国の貧困解決や経済発展の後押しにもなると考えています。

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