日本国内の宅配便は非常に高品質でほぼ確実に商品が届きますが、
海外の場合は船の沈没・強盗・盗難などによる荷物の紛失、
さらには、火災や浸水・害虫・乱暴な荷物の扱いなどによる
損害の可能性が日本国内より高いとお考えください。
このため、従来本格的な貿易をおこなってきた会社は
「海上保険」と呼ばれる、船舶・航空機で輸送する貨物の、
運送中のリスクをカバーする保険をかけることで対応してきました。
ただし、海上保険は本来大型貨物をイメージして設計されており、
貨物の価格が高額でなければ宅配便や郵便小包の保険でカバーできるものもあります。
たとえばEMSでは最高200万円を限度とする実損額が賠償されます。
ヤマト運輸の国際宅急便では最大20万円まで、
Fedexでは100USDまでが補償されます。
詳細は各運送会社・海上保険会社にお問い合わせください。
また、商品の配達状況を確認するために荷物がトラッキングできる配送サービスを選ぶことをお勧めします。
例えば、EMSやFedexではトラッキング機能が備わっていますが、
SALや民間の小規模事業者の場合、トラッキングサービスが提供されていません。
このようなサービスでは、荷物の遅延や紛失が起こっても、
どのような状況にあるのか商品の発送後に確認するすべがなくなる可能性があります。
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