皆さん、こんにちは。
東京コンサルティングファームトルコの三浦優美です。
今回はトルコの労働力についてお伝え致します。
トルコの労働力人口(15歳以上の就業者と失業者の合計)は、
2021年2月トルコ労働局の発表によると、
同国における労働力人口は約31,712万人となっており、総人口のおよそ半数以上を占めます。
労働者の平均年齢は約32歳と
日本に比べ若いといえます(日本の労働者の平均年齢は約40歳近い)。
就業率はコロナ以前(約50%前後)より低く47.5%となっていますが、
その理由は無給休暇の対象となっている方が含まれていないためです。
トルコ統計局が発表している最新の失業率は13.4%(2021年2月時点)です。
リーマンショックの影響があった2009年4月の13.1%をピークに、
一時は減少傾向にありましたが、
2018年に発生した通貨危機トルコショックによる国内景気悪化の影響
および2020年よりコロナウイルス感染拡大の影響により再び上昇に転じています。
さらに、失業者の中でも若者(15-24歳)の失業率が依然として高く、
トルコ統計局の発表では2021年2月時点で25.3%となっております。
また、コロナウイルス感染拡大により
就業率が低くなったにも関わらず、失業率にほとんど変化が見られないことから、
実質的に失業者の割合が高くなったと考えることができます。
以上より、世界的なパンデミックの状況下という好ましい環境条件にあるといえませんが、
トルコの労働市場の最大の魅力は若い労働年齢人口の高さにあると言えるのではないでしょうか。
今週は以上となります。
弊社ではトルコへの進出、トルコビジネスに関連した各種アドバイザリー等に加え、社内で人が育つ仕組みづくりを実現する為、社員研修会や人事評価制度を通して企業様のご支援をさせていただいております。
上記内容以外にもご不明な点がございましたら、是非お気軽にお問い合わせいただければと存じます。
転載元記事はこちら
弊社の他の記事はこちらから→【東京コンサルティングファーム】