【ICONIC】ベトナムの人事制度をローカライズする③制度導入を見据えたプロジェクトチーム編成 | 日本企業の海外進出支援サイト ヤッパン号


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【ICONIC】ベトナムの人事制度をローカライズする③制度導入を見据えたプロジェクトチーム編成


前回に引き続き、ベトナムに進出した日系企業様からのお悩みにお答えすべく、「人事制度をローカライズする」というテーマでお送りします。今回はベトナムにおける、制度導入を見据えたプロジェクトチーム編成の観点をまとめてまいります。

前回でも述べた通り、ベトナムの人事制度の設計内容面で、必要な箇所に適切なローカライズをかけていくことはもちろん必要です。しかしそれ以上に重要なことは、新制度の成功裡の導入を見据えた、プロジェクトチームを編成することであると言えます。ベトナム進出にあたっては、ローカル社員との関係値が人事制度の運営にも影響する点にご注意ください。

ベトナム人社員のプロジェクト参加が制度導入の成功を左右する

ベトナム進出後、どんなに完成度の高い人事制度を設計できたとしても、その新制度自体にベトナム人社員からの理解を得られなかったり、運用を担当する社員が運用しきれなかったりすることがあります。
あからさまに新制度は嫌だと言われるよりは、内容自体はOKと言いつつ、何らかの理由をつけてなかなか運用にのせない、導入がずれ込む、という無言の抵抗にあうケースが多いです。こうなると、制度は本来の目的を達成しえず失敗に終わります。

この問題は、新制度自体が日本本社や日本人幹部からの「お仕着せ」と捉えられている場合に起こりがちです。ベトナム進出後にこのような制度導入のどんでん返しを避けるためにも、新制度構築のプロジェクトメンバーには、ローカル社員をしっかり取り込んでください。日系企業のベトナム進出と言えど、その後全てのポリシーを日本人幹部だけで決め切らないようにすることが、ローカライズを成功裡に成し遂げるためにはとても重要です。

メンバー選定はベトナム人社員からの信頼度が肝

プロジェクトメンバーとして、制度設計段階からローカル社員の目線で意見を出してもらう、それらの意見も加味して設計内容に反映する…そうすることで、現場の新制度への当事者意識が高まるものです。
どのような基準でプロジェクトメンバーを選定するかというと、日頃の人事業務をこなしている方というよりは、現場の押さえがきくような、ローカル社員からの信頼が厚い方が最適です。人事制度改革プロジェクトは、経営に直結するテーマを扱うため、経営への理解とローカル社員に対する洞察が深い社員が適任です。

このような方が新制度に当事者意識を持って参加・旗振り役となり、ローカル社員への説明や経営目線での質疑応答ができる状況が作れたら、プロジェクトの成功はぐっと近づくものです。ベトナム人の幹部社員と一緒に設計・導入していくことが、ベトナム進出後に人事制度のローカライズプロジェクトを成功させる秘訣です。

※本記事はiconicJobの投稿をもとに作成しています。

 

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