【ICONIC】トータル人材開発考② ベトナムの人材開発施策を考える4ステップ | 日本企業の海外進出支援サイト ヤッパン号


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【ICONIC】トータル人材開発考② ベトナムの人材開発施策を考える4ステップ


前回に引き続き、「トータル人材開発考」というテーマで、ベトナムのローカル幹部人材を育てるために検討すべきことをお伝えします。今回は「人は何から学ぶのか」という点を踏まえた、効果的な人材開発施策を考える視点について、そして施策をトータルで考えるための4ステップについて解説します。

人は何から学ぶのか?研修からの学びは全体のわずか10%

米国ロミンガー社の調査によると、「人の学びの70%は直接経験(本人の経験)から、残りの30%を間接経験、具体的には、20%が周囲からのフィードバック、10%が研修や読書によってえられる」と報告されています。つまり人が育つ会社では、この人を育てるためにどんな研修を受けさせようか…ということだけでなく、どんな職業経験をさせようか、どんなアドバイスをしたらよいだろうか、と全方位に渡りバランスよく施策が練られ実施されていることが多いのです。

ベトナムでも「研修を受けさせているのに、全然人が育たない」「社員のレベルが低い。どんな研修を受けさせたらいいですか?」というお声を聞く時は、概して、ベトナム人人材の職業経験のデザインや、周囲からのフィードバックが手薄なことが多いのです。

このことをベースにベトナムの人材開発を考えると、割とスッキリするのではないでしょうか。万国共通で「人を育てる」とは何を検討しなければならないのかが腑に落ちます。

日本もベトナムも同様!3つの要素をトータルデザインする

人材開発とは、「本人の経験」「周囲からの助言」「(本人に気づきを与える)研修」を三位一体でトータルにデザインしていくことに他なりません。「人材開発」というと、研修体系の構築や研修の実施をイメージしてしまう方も多いですが、「研修=人材開発」ではありません。これはベトナムでも同様です。

人材開発の目的は、「会社が期待する役割を担える人材とすること」であり、そのための手段として、「経験」「助言」「研修」をトータルでデザインすることが、ベトナムの人材開発担当者にも求められる基本的な役割となります。ベトナム法人での具体的な施策を検討する際に欠かせない視点となりますので、ベトナム進出に際してはぜひ注目していただきたいポイントです。

ベトナム人社員の行動変容への働きかけを意識する

人材開発とは、行動変容の積み重ねの結果です。その前提に立つと、育てたいベトナム人社員に行動変容が起こるような仕掛けを考えるのが、ベトナム法人における人材開発担当者の役割であるといえます。行動変容のお膳立てのためのステップ①~②と、行動変容への直接的な刺激を与えるステップ③~④からなる以下の4ステップは、広い視野で人材開発施策をトータルデザインする際の枠組みとして、ベトナムでも有用です。

ステップ①「気づく」

冷静な目線で本人が自己認識を新たにし、何を変えなければならないのかをメタ認知することで、成長への気づきを与える仕組みをデザインします。評価フィードバック面談、キャリア開発面談、ヒューマンアセスメント、360度評価などは、ステップ①に該当する代表的な施策です。

ステップ②「やろうと思う」

どんなに気付きがあったとしても、「でも、自分はそういう人だから…」で終わっていては、行動に変化は生まれません。本人が自ら変わりたいと思えるような成長を動機づける仕組みをデザインします。キャリアパスの提示、トータルリワードの提示、ペナルティの提示、本人の自己成長を実感させる経験などは、ステップ②に該当する代表的な施策です。

ステップ③「学ぶ」

本人が自ら変わりたいと希求する意欲が高まったところで、成長に欠かせない、または強力に後押しするツール(知識、技術、思考法など)を体得する仕組みをデザインします。Off-JT、OJT、資格取得支援、スクーリング支援、E-Learning、自己啓発などは、ステップ③に該当する代表的な施策です。

ステップ④「実践する」

③での学習内容について、更に知見を深め、自分のものにしていくためには、人間が7割の学びを得るという本人の直接経験=職場実践が欠かせません。従って、学んだことを実践できるような成長機会と場を提供すること(=本人経験のデザイン) がとても重要です。成長を促すアサインメント、タフアサインメント(=計画的に修羅場を与えるイメージ)、計画的ローテーション、後継者育成プログラムなどは、ステップ④に該当する代表的な施策です。

 

以上のように、「気づく」→「やろうと思う」→「学ぶ」→「実践する」のサイクルを意識して施策設計することが大切です。日本もベトナムでも同様で、ただ何となく単発の研修にコストをかけ、思い付きで人材開発をするよりも、よほど効果的に人材開発がなされることが期待できます。

 

なお、弊社ではベトナムの在日系企業を対象に、⼈材開発体系構築コンサルティングを行っています。ベトナム進出後の人材開発に関してお悩みの際は、どうぞご活用くださいませ。

※本記事はiconicJobの投稿をもとに作成しています。

対象ページ:
https://iconicjob.jp/blog/hrc/human-resources-development_2/
https://iconicjob.jp/blog/hrc/human-resources-development_3/

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