CICOM BRAINS (ASIA) PTE. LTD.（李 道明） | アジア全域、シンガポール進出の専門家 | アジア全域、シンガポールの研修/人材育成ならヤッパン号

御社の具体的な支援内容を教えてください。

シンガポールをはじめマレーシア、タイ、インドネシアなど東南アジア各国で企業の人材開発に関わるコンサルティング、研修サービスを行っています。 クライアントは日系企業様が中心となりますが、最近ではローカル企業からの引き合いも増え、幅広い業種・様々な規模の企業様の人材開発に関わるニーズに対応しています。

人材開発のテーマは多岐にわたります。 トップマネジメント向けの戦略構築や新規事業創造をワークショップ形式で企画したり、次世代リーダーのリーダーシップ開発、若手スタッフ向けのコミュニケーション力強化、顧客サービス強化等をご提供しています。

御社の支援された実績や実例を教えてください。

大手総合商社やグローバル展開に積極的な製造業と共同で「新規事業創造ワークショップ（New Business Creation Workshop）」を企画し、アジア地域のシニアマネージャー層を参加者として、シンガポールやタイで開催しました。

事業性評価の考え方・フレームワークを体系的に検討するとともに、参加者各自が新規事業プランを持ち寄り、グループワークによって計画をブラッシュアップし、最終日にはトップマネジメントに対する具体案のプレゼンテーションを行うという、実践的なワークショップとなりました。

今後も企業の新たな価値創造や革新に貢献する研修やアクションラーニングを展開してまいります。

海外で事業を成功させる大事なポイントを教えてください。

【ポイント1】現地起点の発想

「日本で作った価値を海外に出す」というよりも、「初めから海外をベースにして、現地の人たちと一緒になって新しい価値を創造する」という考えが必要だと思います。

【ポイント2】行動しながら考える

特に東南アジアでは外部環境が短期間で大きく変わります。 前提が変われば、戦略実行にあたっての舵取りの仕方も変わります。 新興市場の状況は“VUCA”　（Volatile, Uncertain, Complex, Ambiguous）とよく言われますが、最初から正しい解がないので、仮説先行型の動き方が大事です。 戦略実行にあたっての力加減は、計画2割、エグゼキューション8割だと思います。 エグゼキューションをしながら、間違いを見つけたら迅速に計画を修正してまたチャレンジする柔軟性が必要です。

【ポイント3】ネットワーキング

自分の頭で考えられることや、自社で活用できるリソースには限りがあります。 色々なプレイヤーや協力者とのWin-Winの関係を作り、自分でできないことを補完できるかが重要です。 そのために良質なネットワーキングが有効です。私は、特にローカルネットワーキング（非日本語の環境）が重要と考えます。

最後に今後のビジョンを教えてください。

先が読めず、ルールが異なる市場で勝ち抜く組織・リーダーを育成するには、OJTや過去の成功体験だけでは十分とは言えません。 未開の領域に踏み込み、事業を創造・拡大していくための人材育成は机上では行えず、各リーダー（及びその候補）が現地で「実課題」と直面しながら経験を積んでいくしかありません。

「現地のマネジメント人材を現地で育成する」
この必要性は、あらゆる産業に直面しており、待ったなしの状況です。

サイコム・ブレインズ（アジア）は、東南アジア全域を活動範囲とし、現地マネジメント人材の育成を強力にご支援していきます。