海外でもマネジメントで重要なのは信頼関係と見合った待遇 | マレーシア 人材マネジメント IT業進出企業インタビューならヤッパン号


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海外でもマネジメントで重要なのは信頼関係と見合った待遇

Diverta Asia Sdn Bhd Managing Director 鈴木 崇

海外でもマネジメントで重要なのは信頼関係と見合った待遇

日本で創業して13年の株式会社ディバータは、WEBサイト構築プラットフォーム「RCMS」を提供している企業である。その「RCMS」を海外に展開するミッションを掲げ、アジア拠点としてマレーシアに設立されたのがDiverta Asia Sdn Bhdだ。その代表である鈴木氏に、現地ビジネス、ローカルスタッフの人材マネジメントについて、クラウド型人事管理システムを展開するHUUBAP代表の奥畑氏がインタビューした。

HUUBAPの詳細はこちら

海外展開の一歩目はマレーシア

―アジア全域の拠点であるDiverta Asia Sdn Bhd。その設立までの経緯を教えていただけますか?

弊社が提供する「RCMS」は、充実した基本機能、短期構築、構築後の安定性、コストといったメリットを高く評価いただき、上場企業から中小企業まで、日本国内で3000社以上にご利用頂いています。クライアントからの多言語対応の要望も増え、今では、日・英・中などの多言語によるサイト構築が一つの強みになっています。

その強みを活かし海外展開を進めようと、2016年、100%子会社としてマレーシアに設立したのがDiverta Asia Sdn Bhdです。2017年6月から本格的に事業を開始し、現在は日本本社の制作案件と、マレーシアで直接受注したサイト構築業務を半々で行っています。

 

―何故、海外拠点としてマレーシアを選択されたのでしょうか?

マレーシアに決めた理由の1つ目が多言語国家としての言語環境です。「RCMS」の強みはサイトの多言語対応ですので、アジア全域の企業を対象として事業展開するためには英語をベースとした国である必要がありました。

2つ目は、マレーシア政府の外資IT企業に対する認証・優遇制度「MSCステータス」のメリットが高い点です。最長10年間法人税が免除されたり、日本人を含む外国人の自由雇用が保証されていたりと大変有利でした。

3つ目は物価が低く、事業展開のためのコストがリーズナブルであり、低いリスクで、スピーディに業務判断ができる点です。また、インターネット企業ですので、通信環境や電力が安定している点もポイントでした。

 

―多言語対応が強みとのことですが、これまで日本のクライアントを想定してPDCAを回し、実績を積んできているかと思います。マレーシアのローカル企業が日本と異なる点はありますか?

ローカル企業へアプローチしていると、WEBに求めるものがそもそも違うと肌で感じます。マレーシアの場合、スマートフォンが広く普及していて、PCよりスマートフォンからのアクセスが多いためか、自社の企業サイトの必要性を感じていない企業が多いようです。

むしろ、Facebookをはじめとしたソーシャルメディアのほうが媒体力もあり、Facebookの企業ページで情報提供し、ダイレクトメッセージで直接問い合わせ受付等を行っている企業が多いことに当初は驚きました。日本との違いを理解し、現地ビジネスの特性に合わせた事業展開を進めていく必要があると感じています。

海外でもマネジメントで重要なのは信頼関係と見合った待遇

―ローカル企業の考えは日本と異なるのですね。ローカルスタッフはいかがでしょうか?海外に進出する企業は、人材マネジメントについて苦労することが多いとお聞きしますが。

私もよくそう耳にするのですが、弊社の場合、思いのほか苦労はしていません。現在、紹介会社から採用したローカルスタッフ3名、現地採用の日本人スタッフ1名がおりますが、みなすごく真面目で、朝も時間通りに出社し、帰宅時間に声をかけないといつまでも仕事を続けるスタッフもいるほどです。弊社のスタッフは、前職がグローバル企業だったスタッフもいて、変にローカル化していないのかもしれませんね。「RCMS」は機能が豊富なため、理解をして取り組むまでには時間もかかるので、長く働いてもらって、ノウハウを蓄積して欲しいと思っています。

 

―苦労をされていないというのは意外ですね。何か工夫されていることはあるのでしょうか?

そうですね、心がけているのは、コミュニケーションを積極的に行い、スタッフが心地よく働けるよう雰囲気を作ることです。例えば、年末には日本本社の忘年会に参加してもらって横の繋がりを強めたり、私の家族と一緒に箱根観光をしたり、スタッフの婚約者も含めてBBQをしたり、家族ぐるみの関係作りに努めています。また、日本本社の数名のエンジニアとインド拠点のインド人エンジニアを、中間地点のマレーシアに呼んで合宿を行い、直接英語でコミュニケーションをとり技術習得を進める取り組みも行いました。

給与面では、前職から15%程度アップで設定しているので、その点もロイヤリティに繋がっていると考えています。

―鈴木さんが細かくケアしているからこそ、良い職場環境、良い関係が築けているのですね。ちなみに、オーバータイムなど、スタッフの勤怠管理はどのように行っていますか?

マレーシアではオーバータイムを時給で精算することはあまり一般的ではありません。なので、弊社でも残業代を時給で支払ってはいないのですが、それでも、日本と同様、管理だけはしっかりしておくことにしています。そこではまさに、御社のKING OF TIMEを利用して、出社・退社時間と休暇を管理させて頂いています。

出社・退社時に打刻することについては、特にスタッフから疑問や不満はでていませんが、私自身が時間通りに出社するよう気を付けています。休む権利については、日本よりも重要に捉える傾向があるため、有給の管理はお互いにきちんと認識を合わせておくよう意識しています。

拠点の時差対応も標準で対応していて、祝日やメディカルリーブ等も現地にあわせて設定可能なので、マレーシア法人へKING OF TIMEを導入するにあたって何も支障がなかったのは大変助かりました。 

 

―なるほど。重要な休む権利に認識の齟齬がないように徹底管理されているのですね。人事評価制度についても日本と異なる対応をされているのでしょうか?

労働環境が異なるので日本の人事制度をそのまま適応させようとしてもうまくいかないと考え、日本とマレーシアでは、一旦切り離して個別に検討をしているところです。現在は、成果と能力に応じて個々に給与設定をしています。スタッフのモチベーションを維持するためにも、給与は上げていきたいと思っていて、成果と能力とのバランスを保ち、適正に評価するための明確な軸を定めていこうと考えています。

 

―能力に応じた適切な給与設定をされている点すばらしいですね。最後に、御社の今後の海外展開について聞かせてください。

今年度はシンガポール、タイでパートナー企業を開拓して販売経路を拡大していく流れを作ろうと計画中です。自社のホームページで何をやりたいかという強い思いがないローカル企業の特性を踏まえて、弊社の強みを活かしつつ、現地ビジネスに見合うようなパッケージ化を行い、新たなマーケット創出を狙おうと考えています。中期的にはマレーシアを拠点にアジア全域のマーケットを拡大させ、将来は北米、ヨーロッパへの進出を目指していきます。

 

記事の監修

日本でクラウド勤怠管理システム「KING OF TIME」を開発し、国内シェアNo1を獲得したメンバーが、その海外展開として東南アジアへ進出。徐々に人事管理が浸透してきている東南アジアでも勤怠管理システムや人事管理システムを提供し、ローカル企業のクライアントも多数獲得。詳細はこちらから

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