【中国模倣対策シリーズ】模倣品対策の価格相場、助成金などのシステムや方法について教えてください。 | 中国に関する Q&A / コラム | 中国の国際特許/商標登録ならヤッパン号


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【中国模倣対策シリーズ】模倣品対策の価格相場、助成金などのシステムや方法について教えてください。

模倣対策の助成ということでしたら、JETROにて中小企業向け支援の一環で「模倣品対策支援事業」(詳細については、後述のJETROウェブサイト参照)というものが毎年実施されています。その内容については、現地の調査期間経由で実施する模倣品の調査とエンフォースメントの一部について、その費用の2/3(上限額400万円)を助成するというものです。JETROによると2014年は11件の調査を実施し、うち10件が中国であったとのことです。やはり、模倣品発生の源は中国であるということがよくわかります。

さて、助成額の上限が400万円であるということは、この制度を最大限活用した場合、600万円相当の対策が可能ということになります(内訳は申請企業200万円、JETRO400万円)。比較的高額なようにも見えますが、実際にこの上限額でどの程度の対策ができるのかについて、イメージがしづらいのではないかと思われますので、この点について説明します。

弊方の経験上、模倣対策については、調査1業者あたり20万〜40万円、行政摘発1業者あたり40万〜60万円程度が相場の一つの目安で、ざっくりと模倣業者1業者への対応で60万〜100万円程の費用が必要となります。また、調査をしたすべての業者が摘発可能とは限らないですので、おそらく個別の模倣業者を対象とした場合には、上記予算では4〜5業者への対応が限界となる可能性があります。既に自社調査などで模倣疑義業者の特定が済んでおり、模倣行為に及んでいる蓋然性が高い場合には、この助成制度を活用してピンポイントでこれらの業者に対策を講じると効率的と思われます。

もっとも、助成の対象である中小企業の場合、模倣対策についてはあまり実施できておらず、むしろどうすればいいのかわからない、という状況の方が多いのではないかと思われます。その場合、やむを得ず、模倣被害の概況調査や不特定の模倣業者への調査といったやや抽象的な調査仕様にて調査会社に発注することとなりがちですが、安易に調査会社に任せてしまうと、対応の重要度の低い小規模な業者を無用に摘発したり、もしくは、雑な調査を実施して模倣品が一切見つからずに終了、といった不適切な結果になりがちですので、注意が必要です。

つまり、ここでは、信頼できる調査会社を見つけ出し、助成申請の段階から仕様等についてアドバイスをもらうことが非常に有益となります。 もっとも、中国には模倣対策に特化した調査会社が多くありますが、その中には案件や書面を偽造して報告する詐欺的な会社や、模倣品を減らさず増やさずあたかも模倣品との共生を目指すかのような不誠実な会社があることも、残念ながら実態であり、業界としての成熟度が低いという実情もあります(この点については、模倣品を減らすほど、自身の仕事が減り、売上も減るという構造的なジレンマも主な原因の一つだと考えられます。)。そのため、中国で取引先を探す場合よりも更に一層の慎重さが必要となります。必ずしも万能ではないですが、具体的に選ぶにあたっては、例えば以下を基準とするとよいでしょう(※さらに慎重を期するなら各業者に信用調査をかけるのが望ましいです)。

①実績はあるか(昔から大企業の模倣対策を実施しているような調査会社が望ましい)
②十分な意思疎通が可能か(調査会社は権利者を代理して摘発を実施する以上、この点は必須)
③戦略性はあるか(全体感の把握、中長期的な計画、費用対効果への観点等がなければ、模倣品は減らない)
④日本企業からの評価はどうか(悪評があったり、全くの無名の会社は避ける)

なお、本件助成制度においては、調査仕様の設計や調査会社の選定については、申請企業と相談のもとでJETROが実施することとなっており、また、調査会社についても複数業者による入札によって決定することになっていますので、必ずしも、申請企業の希望通りになるとは限りませんが、少なくとも複数の調査会社を調べてみたり、接触してみたりすることで、模倣対策とはどのようにして行われているかについて知ることができ、助成の申請がより効果的になることは間違いないと思われますので、その意味で実施する価値があると思われます。

なお、弊方では「公的助成申請サポート」として、申請時のアドバイス(申請書作成アドバイス、調査仕様書作成フォロー)、アフターフォロー(結果分析、対応方針立案)をさせていただいております。初回のご相談は無料ですので、もし、なにかお困りな点やご懸念点等がございましたら、ご遠慮なく、お気軽にご連絡ください。

【JETRO関連サイト:http://www.jetro.go.jp/services/ip_service/】
【LIOの公的助成申請サポートについては、こちら

なお、弊社では以下のような個別ご相談会も随時、開催しております。ぜひお気軽にご相談ください。

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